SOMPOアワード プロジェクトストーリー

-「SOMPO流子ども食堂」 中部推進担当プロジェクト始動!-

SOMPOケア株式会社 西日本第一推進部

『SOMPO流子ども食堂』は、当社グループが運営する介護付きホームやサービス付き高齢者向け住宅等で開催している、”子ども食堂”です。

ご利用者さまと子どもたちの交流機会をつくり、当社のホームを地域住民の多世代交流拠点とすることで、ご利用者さまに活力(気力・身体機能向上)と笑顔をもたらすほか、地域との連携強化、職員の働きがいの向上などの効果がうまれています。

また、当社グループのホームや介護の仕事をより身近に感じてもらうことで、介護職の社会的地位の向上や介護人材不足の解消という社会課題解決へ寄与することを期待した取組みであり、現在全国436施設で開催しています。

SOMPOケア株式会社の中部地区では、この「SOMPO流子ども食堂」に事業部の垣根を越えて取り組んでいます。


子ども食堂の様子
(ご入居者さまと交流する子どもたち)



介護職は素晴らしい仕事。世間が持つ、介護職へのネガティブなイメージを払拭したい。

このプロジェクトの発起人である星野さんは、元々は他の業種への就職を考えていましたが、偶然足を運んだSOMPOケアの説明会で「介護は究極のサービス業である」という言葉に惹かれ、入社を決意しました。しかしながら入社後に、介護職はいわゆる3K(「きつい」「汚い」「危険」)の仕事で、誰でもできるというような、介護職に対する世間のイメージがあることを知り、違和感を抱くようになりました。

そしてそういった違和感に対し、人間力あふれる仲間と共に仕事をするにつれ、「介護職は高い専門性と倫理観を要し、誰にでも務まる仕事ではない」「介護職に対するネガティブなイメージを払拭し、とても素晴らしい仕事であることを伝えたい」といった想いを強めていきました。

また当初は介護のノウハウを学んだ後、いずれは自分が目指す介護の実現に向けて独立したいと考えていましたが、会社の変革と共に、自分の想いと会社の目指すところが一致してきたことに気づきました。

そんな中、SOMPOケアでは「SOMPO流子ども食堂」の全国展開、という全国共通のミッションが開始されました。このミッションに事業部横断、中部エリア全体で取り組み、チームとしての一体感を高め、そして、自らの大志でもある、介護職のイメージ改善に共に取り組めないだろうかと考えました。


想いを一つに、互いの強みを活かし、協力する。最強のチームへ。

まずは、同じ中部地区に所属しながらも異なる事業部で働くホーム長を中心に声をかけながら、推進プロジェクトチームを結成。地域活動の活性化を図り、一人でも多くの方に「SOMPO流子ども食堂」を知ってもらうことと、他エリア、他事業所での展開も見据え、各施設で容易かつ継続的に開催できるようにするノウハウづくりに取り組み 始めました。

各自の強みを活かし、組織内を盛り上げることが得意なメンバーには運営推進を、地域の窓口となり多様なコミュニケーションを取ることが得意なメンバーには社外営業中心の広報活動を依頼。広報活動を担当したあるメンバーは、地域行政やメディアに「SOMPO流子ども食堂」の意義や介護職のすばらしさを発信し、集客や運営を後押しすると共に、地域の子ども食堂を訪れることで交流を深め、さらには、コロナ禍での子ども食堂の開催について課題を抱える他団体に対して、運営ノウハウの共有などによって活動をサポートすることもできました。


推進プロジェクトチームによるミーティング

介護職は高い倫理観と専門性が必要な素晴らしい仕事であることを知ってもらいたい、多世代交流を通じてご利用者さまに楽しい時間を過ごしてもらいたい、介護施設は暗い場所ではなく、明るく開かれた場所であることを知ってもらいたい。星野さんと同じ想いを全員が持ち、自発的に動き、協力する、そんな最強のチームができていきました。


トップダウンがボトムアップに。3か月で29施設での「SOMPO流子ども食堂」を開催!

「こんなことがしたい、あんなことがしたい、やりたいことで溢れている」、「お互いの良いところを吸収し、課題があれば一緒に解決するということができている」。当初はトップダウンで降りてきた仕事でしたが、今ではボトムアップで、各自の想いをもとに皆で一体となって取り組むものとなりました。結果として、3か月の間に中部地区にある全施設29か所で「SOMPO流子ども食堂」を開催することができました。

このプロジェクトにホーム長として参加している内山さんは、「”ホームに住んでいる高齢者の方、地域の子どもたちがいかに楽しんでくれるか”を、皆で知恵を出し合って純粋に考えることがとても楽しい。そして、私たちのエリアはその考えを実行に移すこともできる。そんなカルチャーがあることが、私の誇りです。」とこれまでを振り返ります。想いを共にする最強のチームとなった中部地区は今現在も「SOMPO流子ども食堂」を続けています。


ホームで交流するご入居者さまと
地域の子どもたち


SOMPOアワードで、大賞 Sompo Award Of The Yearとカルチャー醸成カテゴリー最優秀賞を受賞!

発起人である星野さんが、会社が推し進める戦略を活用しながら自らの大志の実現に向けて挑戦する姿は、「会社の中の自分」ではなく「自分の中の会社、仕事」というSOMPOグループが大切にしている考え方そのものです。そこに、チーム一人ひとりが自らの想いを重ね、行動し、一体となってボトムアップの取組みに昇華させていったこのプロジェクト運営の姿は、SOMPOのパーパスとMYパーパスを重ねたSOMPOらしいパーパスマネージメントのお手本となるものであり、SOMPOアワードにおいて、大賞 Sompo Award Of The Yearとカルチャー醸成カテゴリーの最優秀賞に選ばれました。

「SOMPO流子ども食堂」は、想いを共にするSOMPOケア、SOMPOグループの社員によって、中部地区のみならず、全国436施設で開催され、2023年8月には、のべ提供食数が1万食を突破しています。また、このアワードを通じて「SOMPO流子ども食堂」を知ったグループ社員から、自分も参加して何か貢献できないかとの声も増え、活動の輪が日々大きくなっています。


SOMPOアワード表彰式で想いを語る
発起人の星野さん


<関連リンク>
SOMPOケアキッズ向けサイト
「すまいるかいごタウン」子ども食堂ページ:https://smilekaigotown.sompocare.com/dining/kodomoshokudo/


SOMPOアワードでは「 すべての挑戦にエールを! 」をテーマに
これからもグループ内のすべての挑戦にエールを送り続けます